お手軽ペンインパクトドライバー
5年程前から現場でよく見かけることの多くなったペンインパクトドライバー。
サイズ、重量の割に思いの外、パワーもあって使い勝手もいいことから最近では購入を検討されている方も多いのではないでしょうか?
俺腰もかなりの頻度で使用をしていますが購入を検討されている多くの方は国内メーカー3社のチョイスのようです。
マキタ派、HITACHI派、パナソニック派で、すでに他のツールはメーカーを統一されている職人さんもたくさんいらっしゃると思います。
俺腰も購入の際、カタログや店頭、現場で借りてみて使用感を試してみました。
ペンインパクトドライバーの人気の理由の一つはまず安価で手に入るという事だと思いますが、手軽に使用でき、想像以上にトルクもあるので、腰袋に常時つけたままになることから必然的に使用頻度も高くなってきます。
今回は上記3社の機種をカタログ数値で比較してみました。
今回は数値を総合的に見て、上位より順に表示しています。
メーカー | 品番 | トルク | 最大回転数・打撃数 | バッテリー | 本体色 |
ヒタチ | WH7DL | 25N.m | 2,400/min・3,000/min | 7.2V | 緑 |
マキタ | TD021DS | 22N.m | 2,300/min・3,000/min | 7.2V | 深緑・白・黒 |
パナソニック | EZ7521 | 25N.m | 2,300/min・2,600/min | 7.2V | 黒・白・赤 |
俺腰的感想は数値的にみるとこの3機種に関してはそれほど大きな差は無く甲乙つけがたいです。
性能的にはどれも問題なくお使い頂けると思います、ただ日立とパナソニックのトルクが25N.m対してマキタは22N.mという数値、使い比べればこの差わずか3ではありますが感じることもあるかと思います。
重要なのはトリガーの操作
スペック的には大差のない3製品ですが重要な部分は正回転、逆回転の操作やトリガーでの操作です。ヒタチに関しては正回転も逆回転をスイッチで切替えればピストルを撃つような感じでのスイッチになっており、マキタ、パナソニックに関しては、向きは縦向きと横向きで違うものの左右についているトリガーを上下や左右に押し込んだり引き込んだりという、構造ですがこのトリガーに関してはマキタとパナソニックではパナソニックに軍配が上がるのではないかと思います。その理由はビスを締める緩めるの向きに対してのトリガーの操作ができるので日頃身についている癖づいた直感的なトリガーの操作が可能だからです。日立に関しては通常のインパクトドライバーと同じ操作なので使い慣れるまでもなく問題なく操作ができるでしょう。
上記をまとめてみると日立の製品に軍配が上がるのではないでしょうか。
あとは、実際に腰袋に装着してみた時の収まり具合、モチベーションのあがる色やシルエットでのチョイスが重要ではないかと思います。
実勢価格(2015年5月~2017年5月現在)の値段変動についても表記しています。
下記価格は本体・バッテリ×2個・ケース付きのパッケージ価格です。
()内は本体のみの実勢価格
ヒタチ¥20,000~(¥11,000~)→2016年3月2,000円(¥12,500~)→2016年12月19,000円(¥8,500~)→2017年5月現在15,000円(¥8,500~)→2017年9月現在14,500円(¥7,500~)→2018年11月現在14,500円(¥8,000~)値段推移
マキタ¥12,000~(¥8,500~)→2016年3月12,000円(¥8,500~)→2016年12月13,000円(¥8,500~)→2017年5月現在14,000円前後(¥8,500~)→2017年9月現在変動なし 値段推移
パナソニック¥22,000~(¥17,500~)→2016年3月18,000円(¥12,500~)→2016年12月18,500円(¥13,000~)→2017年5月現在17,500円前後(¥13,000~)値段推移
この価格差は需要と供給の差、パナに関しては先端以外にも大きなLEDがついているからでしょうか。
ちなみに俺腰はお手頃のマキタのペンインパクトドライバーを使用しています。
よく買い間違えでマキタのDF010DSを購入される方が多いようですが、こちらは打撃仕様ではないのでインパクトではありませんが電気関係の職人さんには使用される方が多いようです。
この関連のドリルドライバーは別記事にて比較しておりますのでご覧ください。
ペン型ドリルドライバー7.2V パナソニックVSマキタ
もちろん各機種バッテリーのみも販売しています。
純正も互換性も多く出回っています。
日立純正7.2Vバッテリー5,000円~購入はこちら
マキタ純正7.2Vバッテリー3,800円~購入はこちら
パナソニック純正7.2Vバッテリー4,300円~購入はこちら
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私は貴ブログを読ませていただき、マキタの充電式ペンインパクトドライバ(バッテリー×2・充電器付)TD022DSHXW を購入いたしました。マキタ純正の7.2Vリチウムイオンバッテリー:BL0715 が付属しております。
将来のことも考えますと、純正のバッテリーはかなり高価です。
Amazonなどで調べますと、BL7010 の互換バッテリーが安価で出回っておりますが、そのページで質問しても、どなたも BL0715 との互換性に関しての回答を頂けません。 そこでご質問ですが、
1.はたして私の持っている BL0715 と BL7010 は互換性があるのか否か?
2.BL7010 の互換バッテリーは、純正のマキタ 7.2V充電器 DC-07SB で充電できるのか否か?
お尋ねしたいと思います。純正の1,500mAh に対し、3,500mAh は、かなり容量の差があり、魅力的に感じます。よろしくお願いいたします。
俺の腰袋をご覧いただきありがとうございます。
返信が遅くなり申し分けございません。
ご質問いただいた内容についてですが、俺腰的ではありますが
形状等の互換はあると考えております。
ただ、数ある互換バッテリーのなかで、やはり粗悪品も存在し互換があるはずの機種でさえ使えないこともあると聞きます。
もう一点は容量ですが純正と互換の容量を同じ物差しで測るのは好ましくないと考えておりますが私も容量は倍以上、価格は半分程度となれば互換に手を出してしまうと思います。
貴ブログは初級者の私に大変参考になり、読ませていただいております。
ご回答まことにありがとうございます。
粗悪品には注意をし、自己責任で手を出してみようと思います。
ありがたいお言葉を頂き恐縮でございます。
使用されてみた感触などあればお聞かせいただければ幸いです。
今後とも俺の腰袋サイトを宜しくお願いいたします。
ペンインパクトとペンドラは似て非なるもの というのが実感。この手のものはPanaの6220もまだまだ現役で使っていますので、修理しながらでも、人に貸さなければ長く使える商品だと思っていますので、バッテリー供給が命かと思います。
外れねーなー という大型のねじ止め端子を外す時(M6あたりはよくあります)にはインパクトが圧倒的で、ニヤリとできる気持ちよさです。こいつは持った感じと日本指で制御できるスイッチが圧倒的に使いやすくてマキタです、が、計装のM3がビッシリなんて時は、軽いペンドラが泣けるほど嬉しい。特にクラッチの出来が良くて常に同じところで滑ってくれると、持ったままで増し締めする角度まで揃うので気持ちよくリズムに乗って仕事ができる。インパクトでM3をどんどん処理する仲間もいますが、古い盤の改修なんかだと頭が飛んだら端子台からバラすことになる怖さで、私にはできませんなあ。
そんなわけでインパクトはマキタですがペンドラはパナになっちゃってるんですよ。で、ペンドラをそろそろ買い替えようと思った時に悩むわけです。6220は使えるビットに制限があります。ロックがかからない代わりに、くびれまでの深さが浅いものしか使えない。逆に、六角の差込に型がほとんどないので、細かいネジ締め作業には、もう絶品。とはいえ、電池が社外品しかすでにない。となると、バッテリーの共用ができるということを考えればマキタなんだろうなあ。って、カタログ眺めています。
楽しい記事をありがとうございます。