【2021年版】最新18V最強スペックインパクトドライバー決定戦!6社徹底比較!!

今回も国内メーカーからはマキタ、京セラ(旧:RYOBI)、Hi-koki(旧:日立工機)、パナソニック、MAXに加え海外メーカーからBOSCHも併せた6社の18Vモデルインパクトドライバーをスペック比較し、2021年おすすめできる機種をランキングしてみました。
各社の18Vモデルの6Ahスペック最上位機種です(パナソニックとMAXはバッテリ最大容量が5Ahの為、5Ahモデルにて比較、他4社は6Ah)
機種に関しては2020年度ランキングと同製品もあるものの順位変動がございました。

2021年度発売の新モデルはマキタ【TD172D】とパナソニック【EZ1PD1】が登場しました。

今年のランキングは果たしてどうなったのか?※記事内には本体単品とセット品番が混同しております。

各社の18V機種ラインナップ★は2021年発売
※順序は発売時期別
※京セラBID-11XRはロゴ違いの旧品番(DID-11XR)も比較に含む

メーカー セットモデル名 バッテリAh 発売日
パナソニック ★EZ1PD1-J18D 5Ah 2021年8月
マキタ ★TD172D-RGX 6Ah 2021年1月
BOSCH GDR18V-200C-6 6Ah 2020年7月
MAX PJ-ID153R-B2C 5Ah 2019年12月
京セラ(旧:RYOBI) BID-11XR 6Ah 2018年9月
Hiko-ki(旧:日立工機) WH18DDL2-2LYPK 6Ah 2015年8月

以上が各メーカーの18V最新最上級モデルです。

この6機種をそれぞれ例年と同じく10部門のカテゴリでのランキングとさせていただきました。

1.メーカー小売希望価格部門

まずはメーカーの小売希望価格の安価な順に並べてみます。
※セット品の価格(本体・バッテリー×2個・充電器・ケース他)・()内は本体のみの価格
※税抜価格

順位 メーカー モデル名 メーカー小売希望価格
1位 BOSCH GDR18V-200C6 66,000円(22,000円)
2位 京セラ BID-11XR 66,000円(38,000円)
3位 マキタ ★TD172DRGX 68,100円(23,200円)
4位 Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 68,600円(25,800円)
5位 MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 69,800円(29,800円)
6位 パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah) 71,000円(26,800円)

この価格だけではなんとも言えませんがいわゆる定価というもので、
1位と6位でも5千円の差となり、そこまでの差は見られません。
ただ京セラのBID-11XRに関しては()内の本体のみの価格設定が目立って高価にみられます。
逆に言えばバッテリー等の付属品が安く設定されているのかもしれませんがBID-11XRの
付属バッテリーは6Ahと1.5Ahのが一個ずつ付属されるというセット内容なので単純比較は難しいですね。

2.ネット通販最安価格部門

次はネットでの通販販売店の最安価格部門です。こちらもコスパの良い、安価な順に並べています。
人気があるものは値段が落ちにくかったり、逆に大量仕入れしてもさばけるので値段を安く販売出来たりしますね。
今回はAmazon・楽天・Yahoo・工具通販ビルディなどでの通販最安値税抜き価格で比較

順位 メーカー モデル名 2021年最安価格
1位 BOSCH GDR18V-200C6 29,682円~(11,108円~)
2位 京セラ BID-11XR 36,000円~(ネット単品販売なし)
3位 マキタ ★TD172DRGX 39,550円~(15,100円~)
4位 Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 40,728円~(16,386円~)
5位 MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 41,546円~(17,273円~)
6位 パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah) 42,210円~(16,884円~)

メーカーの卸値が反映されるこのランキングですが結局、
今回はメーカーの小売希望価格の順位と同じ結果となりました。
京セラのBID-11XRは本体のみでの販売が見当たりませんが、
まだまだXRシリーズバッテリーの裾野が広くないために
単品売りは積極的ではないのかもしれません。

3.トルクパワー部門

次はパワー部門、ここでは最大のトルク数を基に数値の強い機種から並べます。

順位 メーカー モデル名 最大トルク
1位 BOSCH GDR18V-200CH 200N・m
2位 マキタ ★TD172D 180N・m
3位 Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 177N・m
4位 京セラ BID-11XR 165N・m
5位 MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 164N・m
6位 パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah) 155N・m

京セラのBID-11や今回ニューラインナップのパナソニックEZ1PDに関してはコンパクトを重視している事が最大トルク数が高くはない要因かもしれません。

4.重量部門

個人的にはこの部門は大変重要かと考えています。
本体、最重量バッテリー、付属フックを取り付けている状態での重量です。

順位 メーカー モデル名 重量
1位 京セラ BID-11XR 1.39kg
2位 MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 1.45kg
3位タイ パナソニック ★EZ1PD1(5Ah) 1.5kg
3位タイ マキタ ★TD172D-RGX 1.5kg
3位タイ Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 1.5kg
6位 BOSCH GDR18V-200C6 1.75kg

今回も5Ahモデルに軍配が上がらない形となりました。
京セラは機能が豊富なのにも関わらずのBID-11XRは2021年も最軽量No.1となりました。

BOSCHに関しては重量という部分ではあまり軽量化に力を注いでいるように見えないのは日本人向けではなくあくまでも海外メーカーで体の大きな人向けという事になってしまっているような気もしますね。

5.サイズ部門

サイズ部門ですが高さ、幅、厚み等、様々なサイズがある中で今回も以下の部分のサイズでランキングします。

順位 メーカー モデル名 サイズ
1位 パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah) 98mm
2位 京セラ BID-11XR 99.4mm
3位 MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 109mm
4位 マキタ ★TD172D 114mm
5位 BOSCH GDR18V-200CH 126mm
6位 Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 127mm

今年はついに部門はBID-11XRを抜き去りパナソニックがコンパクトサイズで第一位。
このカテゴリに関しては京セラとMAXが常に上位ではありましたがついにパナソニックが栄冠を手にしました。
さらにパナソニックのEZ1PD1には別売の専用アタッチメントが狭所、隅、壁際などの環境に自在に対応できる2種類のアタッチメントが販売されました。

6.充電時間部門

メーカー発表のフル充電時間です。
実用充電の発表があるメーカーはカッコ内に記載
※充電時間は周辺環境やバッテリー状態によっても変化します。

順位 メーカー モデル名 空→フル充電時間
1位 Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 30分
2位 マキタ ★TD172DRGX 40分(空→実用充電約27分)
3位 京セラ BID-11XR 47分(空→80%充電約31分)
4位 BOSCH GDR18V-200CH 55分(空→75%ターボ充電35分)
5位 パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah) 60分(空→実用充電約40分)
6位 MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 80分(空→80%充電約65分)

各メーカーの付属充電器はコチラ
Hi-koki UC18YDL/UC18YDL2
マキタ DC18RF
京セラ BC-1800L
パナソニック EZ0L81(2009年発売)
BOSCH GAL 1880 CV
MAX JC-925A

Hiko-kiの充電時間は2021年も圧倒的です。
パナソニックに関しては充電器の改良が2009年から行われている形跡がなく進化が見られません。
この部門に関してはパナソニックさんもう少し頑張ってほしいところです。

上位3メーカーの標準付属品のバッテリー充電器にはUSBの端子がついていてスマホなどの充電も出来る大変うれしい機能がついています。
さらにHiko-ki・京セラともに充電器をコンセントにさせる状況にない場合でも充電器にバッテリパックを装着していればバッテリパックからの電源供給でUSB端子側への充電ができるという優れものです。
しかしマキタの充電器に関してはHiko-ki・京セラの充電器と違いバッテリを装着していてもコンセントに挿していないとUSB端子は使えないとの事。。。
ただこんなアクセサリーも別途販売されているのでお試しください。

充電時間の部門で1位2位3位のHi-koki、マキタ、京セラの標準付属充電器として、このUSB端子の機能がついているあたり、さすがです。

7.LED部門

LEDの数、操作性でのランキングです。

そんなに必要かと思う職人さんもいると思いますが、暗い場所ではかなり役立つんですよね。
ライト代わりに使う事だってありますからね。影にならないように複数個付いているのは本当にありがたい。

順位 メーカー モデル名 LED
1位 京セラ BID-11XR 3灯式 リング周囲
2位タイ MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 2灯式 連動&ON/OFF&照度調整付き
2位タイ パナソニック ★EZ76A1-LJ2G(5Ah) 2灯式 連動&ON/OFFスイッチ付き
2位タイ マキタ ★TD172DRGX 左右2灯式(変更なし)
5位タイ Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 1灯式 連動&ON/OFFスイッチ付き
5位タイ BOSCH GDR18V-200C6 1灯式 脚部照射連動&ON/OFFスイッチ付き

インスタグラムで@soichi_adachiさんが京セラのBID-11XRと
前モデルのBID-10XRのLED照射の比較画像をUPしてくれていますが
随分明るくなってますよね。
また2枚目の画像では11XRと10XRの大きさの比較もよくわかりますよね。
11XRは1.5Ahのバッテリーが装着されているので高さの比較は難しいですが
同じ18Vとは思えない差ですね。

8.強弱モード切替え数部門

スイッチにて任意で切替できる強弱、テクス等のモード数

順位 メーカー モデル名 モード数
1位 京セラ BID-11XR 5モード
2位タイ パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah) 4モード
2位タイ マキタ ★TD172DRGX 4モード
2位タイ Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 4モード
2位タイ MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 4モード
6位 BOSCH GDR18V-200C6 3モード

強弱モード切替数部門 第1位 5モード 京セラ BID-11XR

他メーカーモデルと大きく違う部分はBID-10XRからの流れでもあるようにロックオンモードがるので塗料、モルタルのかくはんやドリルポンプを使用する時まわしっぱなしする方などには非常に便利な機能でしょう。

※画像は10XR

BID-11XRに関しては他のメーカーモデルと違い本体のXR部分がモード切替のスイッチになっていることもあって作業しながら片手での切り替え操作が簡単に行える仕様になっています。ただ、ボディーを手で覆って作業したりするときには不意に押してしまうこともあるようです。

9.バッテリー汎用性部門

各メーカー同シリーズ同電圧で他のAhバッテリーとの汎用性や14.4V・18Vの兼用でランキング

順位 メーカー モデル名 バッテリ汎用性
1位 パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah) 14.4V&18V兼用(全7種14.4V-2.0/3.0/4.2/5.0/
18V-3.0/4.2/5.0)生産終了予定含む
2位 MAX PJ-ID153R-B2C 14.4V&18V兼用(全3種14.4-4.0/18V-2.5/5.0)
3位 BOSCH GDR18V-200C6 18Vのみ(全8種2.0/3.0/4.0/5.0/6.0/7.0/8.0/12.0Ah)
4位 Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 18Vのみ(全8種1.3/1.5/2.0/2.5/3.0/4.0/5.0/6.0)
5位 マキタ ★TD172DRGX 18Vのみ(全4種1.5/3.0/4.0/5.0/6.0)
6位 京セラ BID-11XR 18Vのみ(全3種1.5/5.0/6.0)

※今回からは読者の声も受けて14.4V・18Vの兼用ができるものを上位としていきたいと思います。

10.カラーバリエーション部門

限定色があるメーカーは+後に記載
※セットでの限定色ラインナップのみ

順位 メーカー モデル名 カラー
1位 Hi-koki WH18DDL2-2LYPK 5色+2色
2位 マキタ ★TD172DRGX 5色
3位 MAX PJ-ID153R-B2C(5Ah) 2色+2色
4位タイ パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah) 3色
4位タイ 京セラ BID-11XR 3色
6位 BOSCH GDR18V-200C6 1色

 

カラーバリエーション部門 第1位 Hi-Koki WH18DDL2-2LYPK

こちらは日立工機時代のカラーバリエーションで限定カラーもありますがHi-kokiロゴになってからはこのラインナップがあるのかは不明です。

こちらが以前の日立工機時代のカラーバリエーション

日立工期ロゴでの限定色はケースもバッテリーも、充電器も限定カラー

こちらがHi-kokiロゴになってからのカラーバリエーションです

カラーバリエーション部門 第2位 マキタ TD172DRGX

下記は前々モデル2016年2月発売TD170DRGX

下記が前モデル2018年1月販売のTD171DRGX

下記が2021年発売新モデTD172DRGX

またマキタではビットを挿すアンビル部ベースに取り付けるリングが販売されています。
価格も200円とお手頃で手に入るのでより自分らしくカスタムできそうですね。

カラーバリエーション部門 第4位タイ パナソニック ★EZ1PD1-J18D(5Ah)

Panasonicの新モデルEZ1PD1-J18Dでは、まだ以前のように豊富なカラーバリエーションはありませんが今後に期待したいですね。

ではいよいよ、次ページで総合ランキングの発表です。
2021年ランキングでは1位を獲得するのはどのメーカーでしょう。

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