足場屋って鳶じゃないの!?

足場屋?

足場屋って鳶さんの事じゃないの?っておっしゃる方も多いと思いますが
この分野の職人さんに言わせると似ているようで違うんですね、まあどちらも簡単な仕事ではありません。

鳶職というのは一般的に足場設営・建築作業等など多岐に渡り、主に高いところでの作業を行う職人さんの総称になるのではないでしょうか。
鳶職の中にも足場鳶・重量鳶・鉄骨鳶・橋梁鳶・機械鳶など様々です。

一方足場屋さんは足場工事の専門である事が多く上記の中の足場鳶に分類されるのではないでしょうか。

とくに足場屋は頭のわるい人には向いていない職種で順序・段取りがすべてなので
体力と頭脳・集中力、チームワークを必要とします。

建築現場でも足場の組み方で大幅に作業効率が変わります。もう少しここ突き出てたらいいのにとかありますよね。

あっという間の組立てと解体には言葉も出ないくらいに感動することもありますし
チームワークの面で言うと現場に響き渡る元気な掛け声もいいものです。

もちろん体力仕事ですから若い人材も必要なのですが、この業界も人手不足。その為か最近では首都圏ほど海外の若者職人の姿も見かけるようになってきました。

入れ替わりも激しい業界なので足場屋さんに必要な最低限の腰道具をリストアップしてみたいと思います。

ヘルメット 3,000円~
安全帯ハーネス 20,000円~
スケール 1,000円~
水平器 1,000円~
ハンマー 1,500円~
ニッパ 2,500円~
ガチャ 3,000円~
腰袋 25,000円~
工具落下防止用ロープ 500円
作業靴 3,000円
インパクト 25,000円
作業着 20,000円
その他 10,000円
小計105,000円~
これが恐らく最低ラインでしょう。
どの職種でもこれぐらいはかかると思いますが足場屋さんのすごいところは、あとの道具は要らないのでは思うほどひたすら足場を組み立てるてはばらすのです。あとは無尽蔵の体力と知識、技術です。
体一つで仕事になる専門職、手に職とはこのことでしょう。

足場屋さんに感謝。
 

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